高圧静電界における静電吸引力を利用し、あらかじめ接着剤を塗布した基材に短繊維（パイル）を垂直に投錨させます。その後、接着剤層を乾燥（キュアリング）させ、投錨したパイルを固定させて必要な強度を得る加工です。
通常2万～10万ボルトの直流電圧を使用します。

［静電植毛加工の種類］

パイルの飛昇方向により４種類の加工方法があります。 加工基材の形状や加工される部位等によつて選択します。

静電植毛の多大な「効能」は、素材にもともとなかった機能・性能を付加します。「植毛された素材」として、さまざまな分野で「この機能がほしかった」を実現。新しい価値を発揮します。

［静電植毛の効能と効果的な用途］

三和セイデンは静電植毛に特化した開発パートナー。静電植毛の専門化として加工技術の提供はもちろん、お客様に新たなアイディアや利用シーンをご提案できるよう努めています。

かねて静電植毛の用途開発と効能探求に積極的に取り組んできましたが、昨今は植毛するパイルや接着剤の多様化に伴い、用途も効能もその幅を広げています。

より広い視点でメーカー様の課題解決、社会課題の解決への貢献につなげていく技術、アイディア、サプライヤーとしての体制を整えていくことが、三和セイデンの使命と考えています。

［保有する静電植毛設備］

加工スケジュール、加工方法等に合わせ、工場内に製造ラインをフレキシブルに構築。貴社のニーズにジャストフィットする環境で加工にあたります。