静電気植毛・静電加工の株式会社 三和セイデン

  • フロッキー加工とも呼ばれ基本的に静電塗装等と同じ原理で高圧静電界における静電吸引力を利用しあらかじめ接着剤を塗布した 基材に短繊維(パイル)を垂直に投錨させるもので、その後接着剤層を乾燥(キュアリング)させることにより投錨したパイルを 固定させ必要な強度を得る加工です。又、通常2万V~10万Vの直流電圧を使用します。

  • 平板状の電極間に直流高電圧を印加し、片側の極板上に電着処理したパイルをおくとパイルはある電気量に帯電する。 このように電界中に電荷を持ったパイルをおくと、クーロンの法則による静電力を受け、電界と平行にパイルは向きを変え飛昇する。 異極に到達したパイルは極性を変え逆向きに飛昇する。この往復運動間に加工したい基材に接着剤を塗布してセットし、 静電吸引力を利用して飛昇しているパイルを接着剤層に投錨する。

  • パイルの飛昇方向によつて4種類の加工方法があり、加工基材の形状や加工される部位等によつて選択されます。

  • ダウン式

    この方式は、最も多用されている方式です。パイルを上方から下方に飛翔させ加工する方式です。 この方式では、被植毛物体の加工形状が平面状の場合に向いている方式です。

  • アップ式

    この方式は、パイルの色換えが最も容易な方式です。パイルを下方より上方に飛翔させる方式です。 この方式では、サンプルの作成などの少量の立体的な被植毛物体の加工に向いている方式です。 この方式は作業者にパイルが飛来して多量のパイルをかぶる事になるので、作業環境は良くないのですが、 準備が簡単なので小ロットの加工に向いており多くの工場で用いられています。

  • アップダウン式

    この方式は、アップ式とダウン式を一緒にした方式です。パイルを上方より下方に飛翔させ下方になったパイルを再度、 下方から上方に飛翔させる方法です。この方式では、立体的な被植毛物体の全面に植毛加工をしなければならない場合、 被植毛物体を一気に植毛できる為、非常に量産性に優れております。

  • 送風式

    この方式は、パイル送風型の小型植毛機を用いる方法です。この植毛機には高圧発生器とパイル自動供給機が組み込まれていて、 ジャバラホースの先端付近に高圧電極があり、送風排出されたパイルが帯電される仕組みになっているので、 接着剤が塗布された被植毛物体に送風口を向けることで植毛が出来ます。この方式の利点として、短く細いパイルの植毛が可能になり、 通常の植毛加工とは違った風合いを得られます。又、通常の植毛加工では難しいとされる凹面内部の植毛が可能ですが、 欠点として長いパイルの加工は不向きで、噴出したパイルを回収する装置を用意し併用しなければならにことです。 回収装置がない場合、大量のパイルを捨てる事になります。

  • フロッキー加工とも呼ばれ基本的に静電塗装等と同じ原理で高圧静電界における静電吸引力を利用しあらかじめ接着剤を塗布した 基材に短繊維(パイル)を垂直に投錨させるもので、その後接着剤層を乾燥(キュアリング)させることにより投錨したパイルを 固定させ必要な強度を得る加工です。又、通常2万V~10万Vの直流電圧を使用します。

  • 加工基材の形状、加工品の数、接着剤の性状によって選択します。
    ① スプレーコート法 ②ロールコート法 ③ハケ塗り
    ④ ディッピング法(浸漬法) ⑤ スクリーンプロセス(捺染)

  • 静電植毛に用いられるパイル素材の繊維はその特殊な加工条件の為に限定されております。

  • 条件

    ①細かくカットするのに適した硬度であること。
    ②カットするときにカット面が融着しないこと。
    ③染色時にカールしないこと ④電着処理が容易で安定していること。
    ※他にもまだ細かな条件がありますが現在はレーヨンナイロンが一般的に使用されております。

  • 繊維をただ力ツトしただけで植毛加工はできません。数種類の薬品で処理し、漏洩抵抗値や、水分をコント口ールして飛昇性を上げています。
    またパイルはー本ー本パラパラになつて飛ぶ必要がありますので分散処理をして分散性を上げます。これらの処理を電着処理と呼んでいます。

  • パイルの太さはデ二ール(d)という単位で表示します。フィラメントの断面は真円でないのでー定の長さに対する重量によって表します。
    1デ二一ルは9000メートルの長さで1グラムの重量をもつフィラメントの太さを表します。
    パイルの力ツト長は、通常、0.3~4.0mm程度の範囲で使用されることが多い。同じ種類の繊維であれば、太さが細く、力ツトの長いパイルのほうが風合いが良い。
    しかし、その傾向が極端すぎるとパイルどうしの絡みが発生し均ーの加工面を得られない不具合が発生しやすい。従って、ー定の太さについて最大の力ツト長はある程度制限されることになります。

  • パイルはご希望の色に染めることができます。ー般にはカット後に染色を行なう後染め法にて染色されます。後染め法は染浴中にてパイルが力ールしやすい欠点があるが、 植毛加工はパイルの断面の色相に大きく影響される為、断面に均ーに染色する為に後染め法を行ないます。
    また、加工品の用途によつて染料の種類を選択しますので、洗濯、日光、摩擦などの堅年度のスぺツクを明確にしていただく必要があります。